腹部大動脈瘤・・・
42mmの瘤ができている。
術式は人工血管置換術(左)またはステントグラフト内挿術(右)

血管をふさいでしまうからステントグラフト内挿術はできない・・・
となると人工血管置換術しかない。
開腹は避けられない。
まずは2週間かけて検査、検査後どうするかは本人次第。
検査後の説得が大変だ・・・
腹部大動脈瘤とは?
動脈硬化による血管の変化には、血管の内腔が細くなる狭窄と動脈壁全体が拡大する動脈瘤があります。腹部大動脈瘤とは、腎動脈より足側の大動脈が拡大したものをいいます。大動脈が両側の足への血管に分かれる部分の太さは平均1.8-2.0cmですが、その頭側で倍以上の太さになったものが大動脈瘤です。
腹部大動脈瘤に対する手術とは?
手術は腎動脈の分岐部で大動脈を一時遮断して、瘤のなかに人工血管を埋め込みます。この手術方法が行われるようになり、手術成績が向上し、手術死亡率が20-25%から2-4%にまで改善しています。足の血管に狭窄のある場合(閉塞性動脈硬化症)には、同時にバイパス術を行います。心臓の手術ではないので、人工心肺等の補助手段は用いません。
人工血管には直型とY型があります。大動脈瘤の形にあわせ、選択します。合成繊維で織った布性のものですが、正常血管の中膜に相当し、移植後は自然に内膜、外膜が出来る形で治癒していきます。
手術直後は3-4日程、食事が出来ません。腸管の動きが回復してきたら、順次、流動食より開始になります。しばらくは満腹を避け、時間をかけて、やや軽めに食事をとるようにします。術後の入院期間は回復の程度によりますが、2-4週間です。

















